ガン治療に効果的な機能性健康食品

ガンばかりか心臓病、脳率中、糖尿病にも著効発揮

神奈川歯科大学名誉教授 いとうクリニック院長 伊藤 春生



免疫細胞を元気づける成分

 
 最近、医学の専門家の間で免疫療法への期待が高まるのと並行して、 一般の人々の間でも免疫力に対する理解が深まっていると感じます。 

 免疫力とは、簡単にいえば、微生物や異物を排除して体を守る力です。 この力を高めて、主にガンなど難治の病気に対処する治療が免疫療法ですが、 生活の中で免疫力を高める方法もいろいろあります。 

 最も確実な方法として、免疫力を維持・強化する免疫賦活物質の摂取が挙げられます。 なかでも、パン酵母から抽出される天然成分のベータ1・3Dグルカンは、 多くの研究の蓄積によって実効性と安全性が証明され、世界中の研究者から高く評価されています。

 
 現在、日本人の死亡原因はガンと、生活習慣病に伴なう血管障害(心筋梗塞や脳卒中)が過半を占めるようになっています。 

 ベータ1・3Dグルカンには、 こうした健康へのリスクをおさえる上で有用と考えられる次のような特徴があります。

● 強力な抗酸化作用を持つ
     内臓や血管を損傷し、多くの病気の元凶となる活性酸素(毒化した酸素)
     を除去します。
● 抗腫瘍作用がある
     最近の研究でガン細胞を自滅(アポトーシス)に導く
     抗腫瘍作用が実証されています。
● 免疫細胞を活性化する
     免疫力を担う体内の免疫細胞の中核であるマクロファージと結合し、
     病原菌や異物を攻撃する力を高めます。

 特に ベータ1・3Dグルカンの摂取で免疫力が高まってい る患者さんは、ガン治療につきものの抗ガン剤や放射線の副作 用が軽減、抑制されたと実感している人が多いのです。

内臓肥満から来る魔の連鎖を断つ!


 現在、医療現場では、増加中の内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満や上半身肥満)に警鐘が鳴らされています。

 内臓脂肪型肥満の人は、糖尿病、高脂血症、高血圧にもなり やすいことがわかっています。 そして これらの症状(肥満も含めた危険因子)が二つ以上ある 人は、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患を発症しやすくなってしまうのです。

 一つ一つが治療を必要としない軽度の異常でも、 それが重複すると、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクは3~10倍にもなります。 いわゆる「死の四重奏」です。
そして、心筋梗塞と脳卒中による死亡は、 日本人の死亡原因の約3割を占め、ガンにほぼ匹敵するのです。 このメカニズムが、最近になって「メタポリック症候群」としてとらえ直されてきました。 大まかにいうと、血液中の余分な糖や、血圧を上げる物質が、 血管を内側から傷めつけていたのです。

血糖値(血液中の糖分量)が高いと、 糖化されたたんばく質の集合体が血管壁に塊(血栓)をつくり、動脈硬化に至ります。 高血圧、高脂血症の場合は、血庄を上げるアンジオテンシンという物質が、 炎症を誘発する物質の産生を促し、動脈硬化を進行させてしまうのです。

現在、我が国でメタポリック症候群と診断される人は、40歳以上の男性で四人に1人と、非常に多くなっています。 過去の研究から、ベータ1・3Dグルカンには血糖値を抑制する作用があることもわかっています。 強力な抗酸化作用、抗炎症作用と併せて、 メタボリック症候群の増加にブレーキをかけ、健康寿命の増進に寄与することが期待されます。

なお、日本でベータ1・3Dグルカンというと、 一部のキノコに少量含まれていることがよく知られていますが、 世界の多くの研究機閑で研究されているのは、パン酵母由来のベータ1・3Dグルカンです。 最新の抽出技術で高純度(80%以上)、微粒子化が実現されており、 より確実な品質と安全性が得られる点に特長があります。