ベータ1・3Dグルカンで血糖値や血圧が改善されメタボリック症候群知らず
神奈川歯科大学名誉教授 いとうクリニック院長 伊藤 春生 先生
8週間で半数の人の血糖値が低下!
今、41歳以上の日本人男性の2人に1人は、
内臓脂肪症候群(メタボリック症候群)か、
もしくはその予備軍であるといわれています。
内臓脂肪が増えると、血糖値(血液中の糖分量を示す値)や血圧を改善する善玉ホルモンのアディポネクチンの分泌がへり、
高血圧や糖尿病、高脂血症(血中のコレステロールと中性脂肪が高いこと)
になりやすくなることがわかっています。
内臓脂肪の蓄積に加えて、
高血圧や高血糖、高脂血症といった危険因子(症状)が二つ以上重なると、内臓脂肪症候群に該当します。
危険因子が一つだけなら、その予備軍です。
この内臓脂肪症候群をほうっておくと、動脈硬化が促進し、
「血管が詰まって起こる心筋梗塞や脳卒中などを招きやすくなります。
危険因子の一つ一つがどんなに軽度なものでも、それらが重なると、
発症リスクは3~10倍になるのです。
そこで、今注目を集めているのが、
パン酵母から抽出されたベータ1・3Dグルカンです。
このベータ1・3Dグルカンには、
血糖値の上昇をおさえる作用が確認されています。
実際に、27人を対象に、
ベータ1・3Dグルカンを8週間、摂取してもらいました。
そうして摂取前と摂取後の血糖値を比較したところ、4週間後でおよそ30%、
8週間後には半数の人の血糖値
が下がったそうです。
また、血圧では、4四週間後でほぼ半数の52%、
8週間後には63%の人に血圧の低下が認められました。
こうした働きが、内臓脂肪症の急増にブレーキをかけ、
健康の増進、寿命の延長に貢献することが期待されます。
ガンを自滅に導き老化の元凶も除去
近年、免疫力(微生物や異物を排除して体を守る力)を高め、
病気を克服しようという「免疫療法」がさかんに行われています。
日常生活でもできる有効な
免疫療法の一つが、免疫力を維持・強化する免疫賦活物質を摂取するという方法です。
パン酵母から抽出される純粋なべ一夕1・3Dグルカンに、
ガン細胞を自滅(アポトーシス)に導く抗腫瘍作用があることが、
世界の研究機関のデータや論文で証明されています。
また、免疫細胞(免疫力を担う細胞)を活性化する働きも認められています。ベータ1・3Dグルカンは、ガンなどの異常
な細胞を攻撃するキラーT細をはじめ、
マクロファージやNK細胞など、さまざまな免疫細胞を活性化し、病原菌や異物への攻撃力を高めるのです。
実際、ベータ1・3Dグルカンを摂取しているガン患者さんの多くが、
抗ガン剤や放射線治療につきものの副作用が軽減、
抑制されたと実感されています。
さらに、ベータ1・3Dグルカンには活性酸素(老化の元凶物質)を除去する強い抗酸化作用があり、
老化防止にも効果を発揮します。
コラーゲン(繊維状のたんぱく質)の生成を促す働きもありますから、
皮膚組織の早期修復に役立ち、コラーゲンを併用すれば、
皮膚のアンチエイジング(抗老化)効果も期待できるわけです。
このように、ベータ1・3Dグルカンは、
ガンや老化防止などの多様な側面から幅広い研究が行われ、数多くの論文が発されています。
パン酵母から抽出されるベータ1・3Dグルカンの成分は、
最新の技術で高純度化(80%以上)、粒子化され、より確実な品質と安全性が得られます。