腫瘍マーカーが3ヵ月で正常値まで低下
神楽坂医院院長 安部 通
肝硬変の検査値が悪化していない
ガン治療には、手術や抗ガン剤投与、放射線など、さまざまな療法があります。
しかし、なかには、病状や副作用の関係で、こうした治療を受けられない人や、
みずから望まない人もいます。
そういう患者さんに、私は、悪性腫瘍と共存しながら、
QOL(生活の質)を高める指導をしています。
要するに、症状が出ない状態を維持しようという方針です。
そこで、補助療法として活用しているのが、
パン酵母抽出のベータ1・3Dグルカンです。
ベータ1・3Dグルカンには、免疫力(病気に対抗する力)を高め、
体調を整える作用があります。
また、副作用がなく、安心して使用できるという点も、
ベータ1・3Dグルカンを臨床現場に取り入れた理由の一つです。
高かった数値が下がった!
肝臓ガンを患う80歳の女性は、
本人の希望により、手術や抗ガン剤による治療をいっさい行いませんでした。
そこで 3年前からベータ1・3Dグルカンを飲んでもらっています。
すると、腫瘍マーカー(ガン細胞が作り出す特有の物質)の数は
急上昇しているにもかかわらず、症状はほとんど現れませんでした。
また、肝硬変(肝臓が硬くなる病気)の初期状態の70代の女性は、
ベータ1・3Dグルカンを飲むようになってからは
肝機能値が悪化することなく、この数年は同じ数値を維持しています。
飲む以前から続いていた体のだるさはあるものの、
新たな症状は現れていません。
どちらのケースも、ベータ1・3Dグルカンを治療薬としてではなく、あくまでも、
症状や薬の副作用が出にくくなるといった意味合いの補助食品としてとってもらっています。
また、ガンの術後にもベータ1・3Dグルカンは有用と思われます。
当院の直接の悪者さんではありませんが、
子宮ガンと卵巣ガンになった60代の女性は、こんな体験をお持ちです。
5年程前にガンが発見され、摘出手術を行いました。
その後は転移こそ認められないものの、
腫瘍マーカーの数値が高い状態が続いていたそうです。
それが、ベータ1・3Dグルカンを飲むようにしたところ、
わずが3ヵ月で腫瘍マーカーが正常値になったそうです。
このように、ケースによっては、
より積極的な効果もベータ1・3Dグルカンには期待できるのかもしれません。